前回はここ。
生まれて初めて大腸の内視鏡検査をしました。前日までに食事の制限はありますが、そこまで準備が大変というわけではありません。
大腸内視鏡検査でもっともたいへんなのは検査当日の準備ではないでしょうか。
今回はじめて検査を経験して、その大変さを実感しました。
検査当日は、腸を綺麗にするための洗浄剤を大量に飲んで腸をキレイに洗い流さなければなりません。
前日の夜に洗浄剤を作って冷蔵庫に保存する
検査前の事前説明を受けた際に、病院からモビプレップという洗浄剤をもらってきます。これを検査前日の夜に水と混ぜて、冷蔵庫へ保管しておきます。
下の画像は飲み干した後のものですが、Aの袋とBの袋がセパレートになっていて、それぞれに薬剤が入っており水を入れて混ぜ合わせる感じです。
検査への緊張感のせいだったかもしれません。
薬剤のAの袋の赤い星の線まで水を入れ、それを手で押しつぶすようにして、Bの袋とのセパレーションを破って混ぜ混ぜして、薬剤を溶かす。さらに2リットルの線まで水を入れて、さらに混ぜ混ぜして完成。
しかし、２リットルも水を入れると、ずっしりと重みがきます。そしてこれを検査当日に全部飲み干すと。。。考えただけでも大変そうです。
検査当日に2時間かけてモビプレップを飲み干す
検査当日の朝、2時間以上かけて、前の日に作っておいたモビプレップをすべて飲み干します。
下の画像はモビプレップについていた説明書です。画像がぼけぼけですいません。
モビプレップのメーカーに動画付きで飲み方などが書かれていますので、ご興味ある方はこちらへどうぞ。
30分を1セットとして、紙コップ2杯分(180ミリリットル×2)のモビプレップを飲んで、さらに水を紙コップ1杯分(180ミリリットル)飲む必要があります。
30分いっぱい時間をかけてちびちびと飲んでいくというわけではなく、一気に飲んでもいいし、時間をかけて飲んでもいいと言われました。
このあたりは病院によって指導内容が異なるかも。
ただし、最初の１セットの最初のモビプレップだけは10分かけて飲んでくださいと言われました。
これを4セットこなします。なので、2時間かけて、モビプレップ8杯と水4杯、つまり2リットル強を飲み干すことになります。
モビプレップの味は甘くないポカリスエットのようなもの
モビプレップの味は、甘くないポカリスエットという印象を持ちました。
もしくは、経口補水液 OS1 の味にも近いかな。
最初の1,2杯は「美味しいわけではないけど普通に飲めるな」と思ったのですが、杯を進めるとさすがにきつくなります。同じ味を飲み続けるのは飽きますねｗ
だんだん便から固形物がなくなり、薄黄色の透明の水になる。
モビプレップを飲み始めてから30分くらいから便が出始めると説明にありましたが、自分もまさにその通りでした。
私の場合、2時間の間に8回くらいトイレに行きました。
最初のうちはちゃんと便が出そうになる感覚がきてトイレに行くのですが、だんだん固形物のない透明な黄色の水になって、便意もはっきりとしたものはなくなってきます。
最後の方になると、ちょっと踏ん張れば滝のように液体が出てくる感じなので、ちょっとしたはずみで漏れ出しはしないか逆に心配になりました。
ただ、私の場合は腹痛が発生するとかはありませんでした。このあたりは個人差はありそうです。
これでようやく準備完了ということでいざ病院へ。
