自分は、もともと千葉に実家があり、大学卒業後は東京に本社がある企業に勤めていました。それが約10年前に縁あって、京都の企業に転職して今に至ります。
京都に引っ越したら、花粉症の症状が軽くなった
今にして思えば、東京にいた時の方が花粉症はひどかったです。朝起きた瞬間、目と鼻と口内の上側がやたらとかゆかったし、鼻詰まりがひどくて、口呼吸で寝ていたので口がカラカラになっていたし。今でも思い出すのは、前に勤めていた会社では4月に健康診断があり、バリウム検査のときは前日から飲食が制限されるのですが、その状態で何も飲めないというのが拷問でしかありませんでした。
で、京都にきたのですが、当初は京都は山に囲まれているので、もっと花粉症がひどくなるのではと恐れていました。が、あれっ?花粉症の症状が軽くなりました。たしかに、目や鼻はかゆいのですが、東京の頃の比ではありません。鼻詰まりも、スプレーをシュッとすると鼻詰まりがすぐに治るくらいの程度です。
そのときは、東京の方が都会で塵や埃が段違いに多いだろうから、花粉にさらにかぶさってくるのだろうなと朧気ながら思っていたくらいです。
花粉症をひどくするのはアジュバント物質が一役買っているらしい
今さらながら、Google先生で調べてみたら原因があったのですね。「花粉症 東京 ひどい」で検索したら、日経トレンディの2010年のネット記事が一番にヒットしました。
「アジュバントが凶悪化させた“都会の花粉”が“田舎の花粉”よりヤバイ理由~もっと知りたい花粉の話【第1回】」(日経トレンディ)
うむうむ、それによると「アジュバント」なる物質が、都会の花粉に付着して、症状をより悪化させているとのこと。以下は自分なりの要約です。
アジュバント物質の代表格はディーゼル車から排出される微粒子。喘息に関する動物実験では、アジュバント物質を与えると、アレルギー反応がひどいもので20倍になる結果が報告されている。そのため、ディーゼル車から排出される粒子と一緒になった花粉の方が花粉症を引き起こしやすいと考えられる。
都会で症状がひどくなるのは、田舎のスギ林の花粉が風に乗って都会へ移動する間に、工場や交通量の多い地域で排出されたアジュバント物質が吸着しやすいことがある。よって、都会の花粉の方が、田舎のピュアな花粉より凶暴だといえる。
アジュバント物質としては他には黄砂も挙げられるとのこと。う~む、逃げ道がない。春の時期は中国の方から飛来して、京都でも車が真っ白になるくらいですものね。こうなると、京都にいても、ほかのいわゆる田舎の地域に住んでいても、リスクはあって程度の差でしかないということですかね。
やっぱりマスクが有効
まだ花粉症にない人は、そもそも花粉症の原因である花粉を吸いこまないようにするしかなく、それにはマスクが有効だとのこと。まあ当たり前かw
ディーゼル微粒子は大きさ的にマスクで防ぐことが難しいけど、花粉はマスクで十分防ぐことができるというのが理由。
結局、花粉症の人もそうでない人もマスクをした方がよいということになりましたw