最初に買った Fitbit 製品は Charge2 だったのですが、ランニングをするようになって GPS 内蔵のスマートウォッチが欲しくなりました。
活動量計としては Garmin も有名ですし、もちろん、AppleWatch や Wear OS 搭載のスマートウォッチ、はたまた Amazon で数千円で買うことのできるものまで百花繚乱ですが、Charge2 からトラッキングしてきたこれまでの記録が引き継げないのももったいないなあということで、Ionic を買ってしまって今に至ります。良い面/ちょっとなあ…といった面は両方ありますが、総じて満足しています。
ここでは、自分の実使用を通じてのレビュー/使い心地を書いてみます。ただ、こうした製品は実に多機能ですよね。あまねく機能を使いこなせているかというと、正直言ってそうではありません。実使用では使っていない機能もあります。
それらについては、もちろん機能的に劣っているというわけではなく、自分の使用目的にたまたま合っていなかったというだけですので、そのあたりは特に脚色することなく記載したつもりですのでご留意ください。
外観は四角。でも慣れる。
今時?珍しいスクエアな形です。多くのネット記事で目にしますが、そのうち慣れます。とにかく軽いので、装着感をあまり感じないので、その存在が気にならないのですよね。
活動量計やスマートウォッチって、基本チラ見するという使い方になると思いますが、使っているうちに形状は気にならなくなるのではないでしょうか。
ファッションという観点でも、ある意味目立ってよいアクセントになるのではと。バンド交換ができますのでファッション的なカスタマイズも容易です。
液晶は明るくて発色がよい。キレイ。ランニング中にはありがたい大きさ。
これ完全に主観です。AppleWatch と比べたことはありません。
輝度が高いおかげか視認性は高いです。また発色も良いと思います。
Fitbit Charge2 は画面が小さい=文字も小さいこともあり、ランニングをしているときのチラ見が結構きつかったです。走っていると、視点がぶれますからね。
Ionicは画面サイズも1.4インチ程度(対角で約3.6cm)ということもあり、文字が見やすい。これは運動中にはありがたいです。
インタフェースはタッチスクリーンとボタンは3つ。マイク、スピーカーはなし。
液晶はタッチスクリーンになっています。画面をスワイプすると、アプリ一覧画面、通知内容の表示や Fitbit Today というトラッキングサマリー(歩数等のサマリー表示)が出ます。
ボタンは3つです。左に1つ。右側に2つあります。左のボタンは「戻る」ボタン。画面のオン・オフや表示画面を元に戻すもの。右側の2つのボタンはアプリ起動用です。アプリ一覧画面の最初のページの左上および左下に位置しているアプリをこの上下のボタンでショートカット起動できます。
デフォルトだと、右上がエクササイズへの切り替え。ランニングやジョギングなど特定のエクササイズを記録するモードになります。右下のボタンはアラーム。自分はそれで十分です。
マイクやスピーカーはありません。が、通話をするとかはないので、自分はなくても問題ありません。
重量は軽い。あと薄い。日常生活でも運動時でも睡眠時でも気にならない。
Ionic は実測で30グラム。バンドは含まず本体のみの重さです。Ionic 本体の大きさのわりに軽いと感じます。Fitbit Charge2 の前に、SONY の WenaWrist を使っていたのですが、あの重量感は全くないです。
24時間つけることを前提とするものは、邪魔にならないことが何よりも重要ですよね。睡眠時に邪魔に感じるかなと思いましたが、軽さのせいか、本体の薄さのせいか、気になりませんでした。
バンドの取り外しは簡単。交換バンドはAmazonで安価で豊富
バンドの取り外しは簡単です。バンドの留め具がボタンになっているので、ボタンを押しながらバンドを本体から引っこ抜くと外せます。純正のバンドは少しそのあたりが固くて外しずらかったですが、それでも壊れてしまいそうという感じでもありません。
私は、バンドを Amazon で買い替えました。Charge2 でもそうでしたし、Ionic もまた Amazon で豊富にバンドがラインアップされていて、しかも安く購入できます。これは嬉しいですよね。 純正でついていたバンドは腕止めの部分が自分にとってはつけにくかったというのと、スポーツをすると汗をかきまくることもあり、装着性がよいもの、かつスチールとかメタル系でないものを探しました。
今使っているのは、ゴム製なので、ずっと使っていると変なニオイとかしてこないか心配でしたが、半年以上使っていますが問題なしです。穴がいっぱい空いているので通気性がよいのかもしれません。
防水はバッチリ
Charge2 も防水機能がありましたが、いわゆる生活防水。これでプールを泳ぐというふうに水の中に問答無用に突っ込むということは想定されていません。
Ionic は完全防水。プールに行ったときも問答無用で着用しっぱなしで入ります。でも、使用後は水道で洗うとか、ちゃんと拭き取った方が外観をキレイに保つためにもよいでしょう。
電池はカタログどおり5日は持つが、GPSを使うときは注意。
電池の持ちについて、 Fitbit のサイトでは最大5日間持続と書いてあります。これは、GPSを使わずに24時間つけっぱなしで心拍モニターを使うような使い方だと思います。
GPSを使うと電池を一気に食います。1時間のランニングをGPS有効にしたときに、だいたい10%くらいの電池残量が減っていました。Fitbit のサイトでも、GPS使用時は最大10時間とあるのでカタログ値のとおりです。
画面は常時表示はしない。時計をみるときのポーズをとると表示される。
どのスマートウォッチではそうだと思いますが、画面は常時表示しません。Fitbitの場合は、本体の横のボタンを押すか、画面をタッチする、または時計をみるときのポーズ(腕を捻って画面が地面に対して水平になる)と画面がつきます。
自分はそれに不便を感じたことはあまりありません。たまに、腕を捻っても画面が表示されないことはありますが。あと、人によっては、腕を捻って画面が点灯するまで、一呼吸あるので、それがじれったく感じる人はいるかもしれません。
付属の充電ケーブルは使いにくい
充電は専用のUSBケーブルを使います。Ionic本体側の充電端子は、本体裏にむき出しになっていて、磁石でくっつける感じです。
が、これが不安定。安定した状態で時計を置いておくのが意外と難儀します。何かの拍子で本体を動かしてしまうと、かなりの確率でケーブルが外れます。
ちなみに、Charge2 では、本体の置くときの向きにコツがあって、画面を上を向くように地面に水平に置いたとき、心拍モニターがOFFにならず(センサーから緑の光が出続ける)、いつのまにか電池切れになったことがありました。
Ionic でも試してみましたが、ちゃんと心拍センサーがオフになるので一安心です。
形状は好みが分かれそうだが、さすが活動量計のトップメーカー。
以上、外観についてでした。たしかに本体が四角いので好みの差は出てきそうですが、作りはしっかりしていると思います。画面も大きくて明るいということは視認性が増すので、文字が大きくて見やすくなり、ランニングをしていてもしっかりと確認することができます。これは実際に使ってみるまでは気が付かなかったポイントです。
電池も5日持つというのは、少なくとも AppleWatch のような1日程度しか持たないのに比べると自分にはとても魅力的でした。充電し忘れとか平気でしてしまうので。
お値段も決して安い製品ではないですし、実は自分も買おうか結構悩みましたが、安心して使うことができる点で良い買い物だったと納得しています。