私の性格として、何かをコツコツ続けるのは苦手です。しかも、結果が確認しづらいもの、成果が実感しにくいものに対してモチベーション湧かないし続かないです。それでも、習慣化できているものはあります。
その一つが、ランニングです。昔はランニングは本当に嫌で、かつては5分走るのもつらかったです。足は痛くなるし、心臓はバクバクいって息が苦しいし。長時間走り続けるのは無理と思っていました。
それが、今は週に2~3回、会社からの帰宅時に自宅まで走って帰っています。距離は1回あたり約10Km。だいたい50分~1時間で走っています。
ランニングはつらいものと思い込んでいた
そもそもランニングをはじめる動機として、「走るのが好き」という人よりは、「健康にいい」「痩せられる」という動機の人が多いのではないでしょうか。私も、ランニングするときっと痩せられるという発想でした。
が、痩せるためには、とにかくカロリーを消費しないとならないということで、全力とまではいかなくても、ちゃんと汗をかいて、息が切れそうになる程度の負荷の運動をしなければならないものだと思い込んでいました。
なので、走っても、息はすぐにハアハアいうし、足は痛くなってくるし、全身に力が入っているせいか肩や背中が張ってきて違和感が出てくるしで、自分にとってつらくて、自分はランニングに合っていないのだと思い込んでいました。
無理しないで走っていいのだと学んだ
が、ネットの記事をみてたら、脂肪をもっとも燃焼するにはきつすぎる運動ではなく、心拍数が120から130台でおさまるくらいの、ちょっと汗をかくくらいの運動量が実は一番効率が良いとありました。その記事自体は、サイクリングの有用性を取り上げていたものですが、ランニングにも当てはまるのかなということで、ゆっくり走った方が脂肪燃焼効率はむしろ高いのだと学びました。
全く走ることに馴れていなくて、走り始めるとすぐに息が切れていた私でも、ジムのトレッドミルでゆっくり、それこそ時速7km台くらいから走ってみると、たしかに辛くない。
息が切れないからいつまでも走ることができる気がします。それでも始めたころは、最初の10分くらいで足の脛あたりが痛くなってきてはいましたが、それも慣れてくるとそういう痛みを全く感じなくなってきました。
1時間近く、ゆっくりではありますが、マシンで走りきることができたときは「自分もできるじゃん」と感動したものですw
ランニングをされている方々からすると当たり前なのかもしれませんが、楽に走ることができるペースで走っていいのだなとわかったことが自分にとっては大きかったです。さらに、自分より早く走っている人に対して引け目を感じてしまう自分がばからしくなったのもあるかもしれませんw
どうすれば習慣化できるのだろうか?
でも、ランニングという、これまでの自分の生活にはなかった活動をどうやって習慣化するのかが大きな課題でした。結果として習慣化することができたのですが、今から考えてみると、以下の要因があったのかなと思います。
- これまでの生活サイクルの一部と置き換えができること
- 結果を楽に記録して成果を確認できること
- 他のメリットを見出すことができればなおよし
1. 生活サイクルの一部と置き換えができること
何か新しいことを始めようとするとき、これまでの生活サイクルを変えなければならないことをやり続けるのは、とても精神力が必要ではないかと思っています。
これができるようにするコツとしては、わざわざそのための時間を新しく作るのではなく、今までの生活サイクルの一部に置き換えることではないかと思います。何かを犠牲にする、抑制するというのは、どうしても無理している感がでてしまい、ちょっとしたキッカケでやめてしまいがちです。
自分の場合、ちょうど娘がスイミングプール教室に通っていて、自分が送り迎えをしていたのですが、娘がプールをやっている時間は完全に待ち時間になっていました。そこのプールにはジムも併設していて、しかも子供がプールに通っていると親は通常の半額程度でジム会員になれるという制度がありました。
なので、この待ち時間を利用すればよいのではと思ったのです。同じ時間でも時間の使い方が変わるだけですし、ジムで体を動かそうが、ただ待っていようが、そこに行くことには変わりありませんでしたから。
2. 結果を楽に記録して成果を確認する
ダイエットをする場合、体重の上下で一喜一憂すると、たいてい行き詰まります。たしかに、最初のころは一回のランニングで体重が減りますが、たいていは汗として体内から出て行った分が減っているだけで、すぐに元に戻ったりします。
私の場合、日々のカロリー量を記録していました。Fitbit という活動量計を装着してランニングや日々のアクティビティを自動で記録したり、食事内容をスマホアプリに入力して自動的にカロリー算出をしていました。できるだけ手間をかけることなく、自分の成果が記録できたことが面倒くさがりの私にはよかったです。
これにより、摂取カロリーと消費カロリーを算出して、日々、消費カロリーが上回っていることを確認してニヤニヤしておりました。
できるだけ、やりはじめの最初のころに小さくても成功体験を得ることができると、モチベーションが長続きしやすいと思います。
ランニングはカロリー消費の観点では点数を大きく稼ぐことができるのですよねw 自分の場合はランニングをその日の消費カロリーを稼ぐための手段として考えていたこともあり、ゲーム感覚で摂取カロリーVS消費カロリーの戦いをしていたかもしれません。
3. 他のメリットを見出すことができるとなお良さそう。
現在、通っていたジムは辞めて、週2~3回程度、会社帰りに走って家まで帰る「帰宅ラン」をしています。これを始めたのは、ジムに通うお金も浮くし、 しかも電車代も浮かすことができるので、自分のお小遣いが増えるwと思ったからなのです。
ジムは月5000円。電車代は、月に10回~15回程度、片道500円だとすると 5,000円~7500円浮かせられる計算になります。合わせて計算上は1万円程度、得をします。これ、でかいですよね。頑張ろうと思っちゃいますw
何かをはじめるにしても、当初の目的以外にも、他の何かいいことが見出すことができると、それを続ける理由付けが増えてよいかもしれません。
さいごに
以上が、自分の場合でした。
なんか偉そうな書き方で申し訳ありませんでしたが、ダイエットから始まってランニングの習慣化に至るまでは、自分の若いころにはおよそ考えられなかった出来事でして、、、加齢とともに心境の変化はあったのだろうとは思いますが、自分でもとても不思議なのですよね。
なんで、もっと早くそれに気が付いてやらなかったのだろうと。あと10年以上、それこそ20歳代のころに今のようになっていたら、人生も大きく変わったのではと思ってしまいますw