本や雑誌はスマホで撮影するのがもっともお手軽。
前回の記事ではスタンドスキャナーを探してみました。ところで、Amazon で販売されているスタンドスキャナーの商品説明をみていると、「○○○画素のカメラ搭載」という記載がされていることに気が付きました。
うん?
「スキャナーといってもカメラで撮影しているのか。」
「カメラでいいのならば、身近にもっと高性能のカメラがあるのではないか。」
「そうだ。自分のスマホのカメラを使って撮影すればいいのでは。」
こうやって文字にしてみると至極当たり前のことなのですが、私には盲点でした。
最近のスマホですと1,000万画素台も当たり前になってきていることもあり、高性能のカメラは手元にありますよね。そうなると、わざわざスキャナーを買わなくても、それを使って、雑誌を撮影してしまえばいいのではと思うに至ったわけです。
アプリストアで「雑誌 スキャン」で検索すると、様々なアプリがヒット
本当にいろいろなアプリがあるのですね。雑誌だけでなく、メモや書類、ホワイトボードなどを手軽にスマホに保存する手段としてこれらのアプリは重宝されています。
CamScanner がもっとも有名。無料なのに高機能ですごい。
その世界では有名なアプリみたいです。「無料なのに高性能・多機能」のアプリとして高い評価を受けています。無料がゆえにアプリ内で広告表示されます。
有料の「完全版」を購入すると広告が非表示になったり、PDFファイルに入る透かしがなくなります。
本や雑誌の取り込みの面からみると下記の機能があって便利です。
- ページを画像から自動抽出をしてくれる。
- 斜めに撮影しても歪み補正をしてくれる。
- ページの明るさ補正を自動でしてくれる。コピー機でコピーしたような感じ。
- グレースケールや2値画像(白と黒)へ変換もできる。画像サイズ削減に貢献。
- ページ分割機能がある
最後の「ページ分割機能」は本や雑誌の取り込みには非常にありがたいです。雑誌を見開き状態で撮影しても左右のページをそれぞれ分割してくれて、2枚の画像として処理してくれるものです。
他のアプリでページ分割機能があるアプリを見かけないので貴重です。
ページ分割機能は無料版だと若干使いにくい
ページ分割機能は無料で使うことはできますが、毎回のアプリ起動ごとにこんな画面が表示されます。私のスマホ液晶の解像度が低いせいか、どれだけ使えるかという肝心な部分が読めませんw
試しに5枚程度撮影すると、継続するにはプレミアム版にするか広告をみるか選ぶように促されました。プレミアム版(月単位の定額制)に入ると無制限にこの機能は使えるようです。
ためしに「広告を見て継続」をしてみました。スキャン画面に割り込んで広告が表示されることはなく、継続して撮影できました。
が、5枚スキャンするとこの画面が現れるというループに突入します。スキャンしたいページ数が多いと、その都度スマホを操作しなければならないので、それはそれで面倒です。
ページ分割はとても便利機能だからこそのプレミアム版か…
プレミアム版でさらに機能充実。
プレミアム版には他にも様々な機能が追加されたり、無料版である制約が解除されます。あまりに機能が多いためテキストに書き出すのも大変でしたので、アプリ内の画面をキャプチャしてみました(こちら)。年額5,400円で利用できます(2019年5月時点)。
私の用途からすると、オーバースペックなので、プレミアム版にしたいという気持ちは湧きませんでしたが、本当に機能が充実しているのでスマホをスキャナー代わりに使いまくっている人には良いのかもしれません。
CamScanner は無料にもかかわらず高機能で雑誌の取り込みという用途にはとてもグッドなアプリです。唯一、無料版の場合、ページ分割が若干使いにくいのが自分には残念ではあります。
ページ分割にこだわらなければ、もしかしたらもっと使い勝手のよいアプリがあるかもしれないなということでさらに探してみることにします。
つづく。