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「Wena Wrist」電子マネーが使えるスマートウォッチにあこがれて【実用レビュー】

ソニー Wena Wrist がスマートウォッチデビュー

自分がスマートウォッチを初めて購入したのは、Sony が First Fright という社内の新規事業創設プロジェクトの取り組みの中から誕生した Wena Wrist でした。この製品は、文字盤本体側に機能を詰め込むのではなく、時計バンド部に機能を詰め込むという発想で、これが発表されたときは感動しました。

電子マネー決済ができるのが最大の売り

その中で自分が一番キュンとしたのは、電子マネー決済が使えるということでした。Felica 規格に対応した NFC を搭載しており、Edy や iD などの電子マネーが使えます。私はコレにドキュンときました。当時から国内メーカー製のスマホにも Felica 規格対応の NFC が載っている「おさいふケータイ」がありましたが、そのときは自分のメインスマホが iPhone6 だったこともあり完全な別世界でした。

時計をピッとするだけでスマホも財布を出さなくていいのがキュンときた

でも、自分が「おさいふケータイ」を持っていたとしても自分の行動様式にも合っていなかったので使っていなかったと思います。私の場合、スマホを上着やズボンのポケットに入れて持ち歩こうと思わなくて、いつも財布とともにバッグの中にしまっています。

なぜなら、座った時にスマホがポケットからはみ出る感じがしっくりこずに、落としはしないかとちょっと心配だったり、お尻のポケットに入れておくと座った時に圧がかかって、湾曲してしまわないかと心配だったからです。

しかもバッグはリュックを愛用していたので、お店でお金を払おうとすると、リュックをおろして、リュックを開けて、スマホを取り出してとかになるので、こりゃ財布と変わらんなということで、常々もっと便利にならないかと思っていました。

そんなときに Wena Wrist の存在を知ってしまったわけでして、そりゃ一気に心が持っていかれるわけですw。Wena Wrist を身につけておけば、これまでの煩わしさから解放されると。

一般発売前の限定予約販売の終了間際であわてて買いにいった。

最初のクラウドファンディングにはぜんぜん間に合わなかったのですが、一般発売前に限定予約販売をしていることを知って、あわてて大阪難波にある丸井まで、会社を半休して、予約をしに行きましたw

時計本体にはそこまで興味がなかったのでw(セイコーさん、申し訳ありません)、一番お安いやつを買いたかったのですが、それはすでに売り切れで、自分は Three Hands シリーズのプレミアムブラックを予約しました。税込みで圧巻の5万円超え。

あこがれのスマートウォッチレビュー。電子マネーまわりはちょっとした罠も。

こうして、1か月後に Wena Wrist が無事自宅に到着し使い始めたのですが、いくつか罠がありました。

まず、Edy を使うための最初のセットアップは iPhone からはできません。そもそも iPhone6 にNFCがないですし。ではどうしたかというと、もともと Edy カード用に Pasoli を持っていたのでこれを使いました。Pasoli は Bluetooth でスマホに接続して、スマホの Edy アプリと連携できる製品です。電子マネーのチャージもこれからできるので、いちいちお店に行ってチャージしなくてよくなり結構重宝しました。そういえば、これを持っていない人はどうしていたのだろう?

あと、対応する電子マネーの種類は当時も今も少ないです。Edy や iD、QuickPayといった主要なものは当時から対応していましたが、Suica とかは今でもダメですし。自分の愛用している電子マネーがもし対応していなかったら、Wena Wrist の魅力が落ちてしまいますね。

そんなこんなでスマートウォッチデビューをしましたが、ある日、何を思ったか、とある改造を施してしまい、程なくして壊してしまったのでした。

つづく