2019年10月からの消費増税に合わせてキャッシュレス還元事業が開始されることもあり、キャッシュレス決済が盛り上がりを見せています。今まで、興味がなかった人たちも、これを機に使ってみようかなという人が増えてきたように思います。
キャッシュレス決済といっても、デバイスとして何を使うかに着目して分類して、おおむね以下のと3種類が挙げられます。
- プラスチックカード (クレジットカードや Edy, Suicaカードなど)を使った決済
- スマートフォン (NFC 搭載のおさいふケータイや QR コード決済)を使った決済
- NFC や Felica 搭載のスマートウォッチ (Apple Watch など)を使った決済
キャッシュレス決済といえば、元祖的存在はクレジットカードだけど、ちょっと面倒に感じてしまうのは私だけ?
キャッシュレスといえば、ずっと前からクレジットカードを使った決済がありますよね。
でも、クレジットカードの場合、支払いの際にスムーズに取り出せなかったりしませんか。私はしますw。
私の場合、カードはふだん財布の中に入れていて、その財布自体もカバンの中に入れて持ち歩くので、支払い時に取り出すのが手間だったります。また、コンビニでの買い物といった少額決済においては、クレジットカード決済に少し抵抗感を感じてしまう自分がいます。
あと、クレジットカードの場合、プラスチック製なので、扱いが粗雑だったり出し入れを繰り返すと、汚れたり傷がついたり、磁気の部分や表面のビニールがはがれたりして、なんか残念な気分になってしまいます。
そう考えると、頻繁な決済には向かないのではと思ってしまいます。
おさいふケータイ機能が日本では早くから登場
スマホを使った決済といえば、ガラケー時代に登場した Felica 搭載のおさいふケータイがその発端だったでしょうか。
スマホになって、おさいふケータイ機能が搭載された機種は一時期少なくなりましたが、Android スマホでも Ferica 搭載の機種が最近増えてきました。
また、iPhone では、7 以降で Felica が搭載されており、ApplePay による非接触決済が可能になったり、 Suica が利用できるようになりました。
スマホを使った決済もQRコード決済が盛り上がっている
それよりも、2019年10月からの消費税増税に照準を合わせたように盛り上がりを見せている QR コード決済が、スマホを使ったキャッシュレス決済の主流になってきているようです。
なにせ、あんだけペイペイって連呼されれば、誰だって気にはなりますw
それでも、いちいちアプリを起動して、コードを表示して…というのが手間であるのは事実で、おさいふケータイのように何も考えずにタッチだけすればいいのが楽ではありますが、これは慣れの問題な気がします。
ただ、お店側でバーコードリーダーを使って読み取ってくれる分にはいいですが、いわゆる小規模なお店で多いタイプ、つまり自分のスマホのカメラでお店のQRコードを撮影して、自分で支払い金額を入れて…というパターンは相当面倒に感じてしまいます。
この面倒さは結構障害になると思っていて、ポイント還元とかのメリットがないと、そこまでしてQRコード決済をするモチベーションは湧かないというのが正直なところです。
電子マネーが使えるスマートウォッチは Apple Watch か Wena Wrist しかない状況
スマホをふだんはカバンに入れて持ち歩くことの多い私にとっては、スマホによる支払いも時には面倒に感じてしまいます。
ということで、スマートウォッチで支払いができるととても魅力的だなと感じているのですが、日本ではその選択肢がまだまだ少ないのですよね。
2019年10月現在では下記ぐらいしかないと思います。
- Apple Watch (第2世代以降)
- Wena Wrist シリーズ (無印, Pro, Active)
Apple Watch はご存知 Apple 製のスマートウォッチで、 ApplePay (日本では QUICPay 対応のクレジットカードを登録することで使用可能)や、Suica を使うことができます。 が、iPhone ユーザーであることが前提です。
Wena Wrist はソニーの新規事業創出プログラムの中から生まれた、時計のバンド部にスマートウォッチの機能を詰め込んだ製品です。その最大のウリが Felica 搭載で、Edy や iD を使うことができます。
が、Wena Wrist の電子マネー機能を使えるようになるまでのセットアップがかなり面倒です。自宅でセットアップするには、Felica リーダーを用意する必要があって、しかもスマホ経由の場合は、iPhone または iPad が必要になるという、なんか本末転倒感がありますw
Google Pay のスマートウォッチ対応はまだ(2019年10月時点)
NFC 搭載のスマートウォッチの製品自体は増えてきています。Apple Watch 以外にも、Fitbit, GARMIN, Samsung といったメーカーが独自のものを出していますし、中でも Google の Wear OS を搭載したスマートウォッチは最近様々なメーカーから登場しています。日本では、Fossil が頑張っている感があります。
Google といえば、決済サービスとして Google Pay があり、Apple Pay の対抗馬の位置づけのはずなのですが、スマートウォッチを使った決済は、日本ではまだ対応していません(2019年10月時点)。「対応予定」という話はニュースなんかではみかけるのですが。
PayPay が AppleWatch 対応して、いよいよ Apple Watch が最強になった
2019年9月から、PayPay が AppleWatch 対応したとのニュースがありました。
AppleWatch から PayPay アプリを起動すると、バーコードや QR コードを表示させることができ、これをお店に見せて、リーダーで読み込んでもらうことで支払いができるというものです。iPhone と通信可能状態であることが前提です。
これ意外と便利です。スマホすら取り出さなくても QR コード決済ができるので。
こうしてみると Apple Watch はすごいですね。ApplePay (QUICPay) や Suica のみならず、PayPay も使用できるようになりました。
スマートウォッチが初めてなら Apple Watch 3 がおすすめ
2019年10月にApple Watch 5シリーズが発表されるとともに、Apple Watch 3 の大幅値下げも発表されました。
最安のモデルで、税込みで20,000円強で購入できます。
iPhone が必要という制約はありますが、初めてのスマートウォッチとしてはおすすめです。Apple だけあって、作りも丁寧ですし、アプリ自体も使いやすいです。このあたりは、まだまだ他のスマートウォッチは敵わないです。
私も、Fitbit Ionic ユーザーでしたが、これが故障してしまったのを機に、Apple Watch 3 に乗り換えてしまいました。コンビニでの買い物はもっぱら Apple Watch の PayPay で支払いをしていて、もはや手放せなくなりましたw